ゲームのブログ

都内で働く、とあるゲームプロデューサーのブログ

「Hearthstone」とか「Vain Glory」が静かなブームなので洋ゲーの売上規模を調べてみた

最近、洋ゲー界隈がアツいっぽい。

海外で先行リリースされていて大人気のMOBA「Vain Glory」が日本に上陸したり、人知れずひっそりと「Hearthstone」のスマフォ版がリリースされていたり。

Vainglory!ついに日本上陸!

ついにVaingloryが日本App Storeにて待望の上陸です!( http://appstore.com/vainglory )
他の国と同様、Vaingloryに対応する機種はiPad(第2世代以降)とMetalテクノロジー搭載iPhoneiPhone 6, 6 Plus, 5S)です。

「Hearthstone: Heroes of Warcraft」がスマートフォンにも対応。App StoreやGoogle Playで配信中

Blizzard Entertainmentは本日(2015年4月15日),オンライン対戦カードゲーム「Hearthstone: Heroes of Warcraft」がiOS / Android搭載のスマートフォンに対応したことを発表した。

海外は日本と違って、ストラテジー系のゲームだったり、本格的なTCGだったりが人気なんだねー。日本だと、パズドラを筆頭とするソシャゲとか、カードといえばグリーやモバゲー系を連想しちゃうけど。

たとえば……。

League of Legendsのデイリープレイヤー数は2700万人

この記事によるとLeague of Legendsのデイリーアクティブユーザ数は2700万人で、これは国の人口で考えると244国中45番目に入る規模(約2900万人のベネズエラと2650万人のネパールの間)となるそうです。 更にRiotの発表によると毎月のユーザ数は6700万人で、ピークの1時間辺りの接続数は750万人になります。

おかしいんじゃないの、ということで、洋ゲーってどうなってるのよ、ということで調べてみた。

http://venturebeat.com/2014/10/23/the-10-highest-grossing-online-pc-games-in-2014-hearthstone-dota-2-cant-compete-with-league-of-legends/

2014年1-9月の全世界オンラインゲーム収益トップ10

1位 リーグ・オブ・レジェンズ (Riot/Tencent) 9億4600万ドル(約1023億円)
2位 クロスファイア (SmileGate/Neowiz) 8億9700万ドル(約970億円)
3位 アラド戦記 (Nexon) 8億9100万ドル(約963億円)
4位 World of Warcraft (Activision/Blizzard) 7億2800万ドル (約787億円)
5位 World of Tanks (Wargaming) 3億6900万ドル (約399億円)
6位 メイプルストーリー (Nexon) 2億4000万ドル (約259億円)
7位 リネージュ (NCSoft) 1億7800万ドル (約192億円)
8位 カウンターストライクオンライン (Valve/Nexon) 1億4800万ドル(約160億円)
9位 DOTA 2 (Activision/Blizzard) 1億3600万ドル (約147億円)
10位 Hearthstone: Heroes of Warcraft (Activision/Blizzard) 1億1400万ドル (約123億円)

見てみると、1位~9位はPC系のゲーム。北米系、そして韓国系が目立つみたい。ちなみにFF14は圏外とのこと。残念。

2位のクロスファイアは中国の売上が大きいっぽい。同時接続400万人とか、おかしいんじゃないの、と。

http://www.newsgame.jp/news/4/11600

成長し続ける『クロスファイア』は、2008年の中国現地サービスを初めて以降、2010年8月に200万人、2011年8月に300万人の同時接続者数を記録しており、今年2012年8月に400万人突破という驚くべき成果を収めた。

ちなみに中国でのパブリッシングはテンセント。中国のLineみたいなサービス「WeChat」の会社なんだけど、これは別の機会に調べてみる。

10位の「Hearthstone」はモバイルゲーム。これの規模はというと。

http://doope.jp/2015/0240136.html

昨年12月上旬に120枚を超える新カードを導入する拡張パック“Goblins vs Gnomes”が配信を迎え、待望のAndroid版ローンチも果たしたBlizzardの大ヒットカードゲーム「HearthStone: Heroes of Warcraft」ですが、本日行われたActivision Blizzardの業績報告にて、本作の好調な販売動向とデジタル収益に対する貢献がアナウンスされ、昨年9月中旬に2,000万を突破していた登録プレイヤー数が遂に2,500万を超えたことが明らかになりました。

なるほどー。とはいえ、日本が誇る「パズル&ドラゴンズ」も負けていないはず。ダウンロード数は3500万だし、売上だって月に100億円だし。

ガンホー---続落、「パズドラ」累計3500万DL突破も反応は限定的

主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」が累計3500万ダウンロードを突破したと発表。

http://toyokeizai.net/articles/-/30014

月次単体売り上げは季節要因、イベントの有無等で多少影響はするものの、毎月100億円強で安定的に推移している。

一ヶ月100億円ということは、9ヶ月で900億円くらい。つまり、パズドラは、世界1位~3位のタイトルの売上と勝負できる規模感なわけだ。

しかし、それはそれで、日本人よ。この課金パワーは大丈夫なのか、ガチャばっかり回してて大丈夫かと思いつつ。

昔、職場の海外のスタッフが「日本の人はおみくじが好きなので、ガチャも同じようなノリだと理解しています」と、納得できるんだかできないんだか、よくわからないことを言っていたのが思い出に残っています。

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