ゲームのブログ

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スプラトゥーンを買ったので販売本数を調べてみようじゃなイカ

スプラトゥーンを買いました。

 

面白い。銃による殺し合いではなくて、色を塗りあう陣取り合戦がメインコンセプトなので、相手をたおすことにあまり意味がない。殺してる暇があるなら色を塗れよ、というゲーム性。

 

FPSの悪い部分として、初心者にとっての敷居の高さがある。うまいやつはがんがんキルを稼ぐけど、はじめたばかりの人は何もできずに死んでしまって、なんだこれもう二度とやらない、となってしまうあれ。

 

コンセプトを色を塗りあうことに変えたことで、この敷居の高さが薄められていて、カジュアルなTPSになってる。ほんとよくこんなこと考えられるよなーって思った。すごいじゃなイカ。

 

というわけで、どれくらい売れたのか調べてみた。

 

ちまたで売れた売れた言うのと、WiiU本体までめちゃ売れたと聞いたので、発売初週と同期間のハードの販売台数、その前週のハードの販売台数も調べてみた。

 

比較データとして、WiiUの人気タイトル「スマブラ」「マリカー8」、あとはPS4からブラッドボーン。

 

  • スプラトゥーン
  • 初週販売本数 144,818
  • WiiU販売台数 17,713(1週前7,611)

 

  • スマブラ
  • 初週販売本数 227,527
  • WiiU販売台数 24,469(1週前12,496)

 

  • マリオカート8
  • 初週販売本数 325,892
  • WiiU販売台数 19,312(1週前9,024)
  • 初週販売本数(世界) 120万本以上

 

  • ブラッドボーン
  • 初週販売本数 152,567
  • PS4販売本数 45,446(1週前46,395)
  • 累計販売本数(世界) 100万本以上

 

そんな売れてないじゃなイカ。ブラッドボーンより売れてないとは。

 

でも、WiiU本体は売れてるみたいだ。同梱版のあったマリカー8、続編のスマブラに負けないくらい販売台数が伸びてる。前作のない新規タイトルにしてはよかった、ということなのかな。

 

とはいえ、ターゲットは欧州・北米だと思うので、あっちでどれだけ売れるのが勝負でしょうね。国内の数字だけで見ると、惨敗といっていいレベル。マリカーの120万本にどこまで肉薄できるのか。

 

しかし、こうやってみるとブラッドボーンすごいわ。任天堂に負けてない。フロムソフトウェアってのは、ほんとおかしいというか変わった会社だ。