ゲームのブログ

都内で働く、とあるゲームプロデューサーのブログ

死にゲー「ブラッドボーン」の販売本数その後、そしてフロム・ソフトウェアについて調べてみたよ

先日ちょっと書いたけど、死にゲー「ブラッドボーン」を買いました。

あまり時間がなくてできていないのですが、ガスコイン神父を倒して、やっとヤーナムの旧市街。まったく進めていないというわけだ。

しかし、初のPS4専用タイトルってこともあってか、これは本当におもしろい。

死にゲーなので死にまくるんだけど、死んで死んで死にまくった先にある「奇跡的な面白さ」は、初代「デモンズソウル」から変わっていない。今回はダメージを受けても一定時間内に攻撃すればHPを回収できる「リゲイン」の仕組みもあるから、爽快感も増してるし。

なので、販売本数も伸びてるだろうなーと思い、その後の経過を調べてみたよ。

2015年3月29日:PS4「ブラッドボーン」累積15.0万本
2015年4月5日:PS4「ブラッドボーン」累積17.3万本

国内はこんな感じ。デモンズみたいにじわじわあがっていくのは厳しいか。もうビッグタイトルになっちゃった感あるし。ただし、海外では爆発しているようで。

Bloodborne Sales Surpass 1 Million Units

Sony Computer Entertainment today announced that the PlayStation 4 exclusive title Bloodborne has cumulatively sold through more than 1 million units*1 worldwide as of April 5, 2015.

【祝】PS4『ブラッドボーン』、累計販売本数が全世界100万本を突破!!まだまだ伸びるぞおおおおお

SCEが、4月5日付けでブラッドボーンが全世界累計販売本数が100万本を突破したと発表した
・これにはパッケージ版とDL版両方が含まれているという

過去作品の海外売り上げが↓な感じなので、まだまだ伸びそうだ。しばらく後に再度確認したいと思います。

デモンズソウル 約131万本以上
ダークソウル 約236.7万本以上
ダークソウル2 約120万本以上

おまけで、開発会社である株式会社フロム・ソフトウェアについても調べてみた。

株式会社フロム・ソフトウェア

商号 株式会社フロム・ソフトウェアFromSoftware, Inc.)
設立 1986年11月1日
従業員数 227名(2014年3月)
資本金 2億6,850万円
売上高 50億円(2014年3月期)

役員構成と、その人の出自を見てみると(右端は2chがソースなので真実を知りたい人は裏をとってね)。

代表取締役会長(新任) 安田 善巳 →角川ゲームス代表取締役社長
取締役社長(新任)   宮崎 英高 →フロムクリエイター
専務取締役       竹内 将典 →フロムクリエイター
取締役         中島 英一 →フロム元専務取締役
取締役(新任)     坂口 城治 →元MSKKマーケティング本部長
取締役(新任)     佐々木 憲太郎 →テクモ(LieVoとか担当してた)
取締役(新任)     佐藤 辰男 →KADOKAWA取締役相談役、角川ゲームス取締役会長、ドワンゴ取締役
執行役員        鈴木 健之 →株式会社白組の人?
執行役員(新任)    児島 由三 →フロム グラフィッカー
監査役(新任)     髙山 康明 →元角川ホールデングス取締役
相談役(新任)     神 直利 →フロム・ソフトウェア代表取締役社長(フロム設立者)

角川に買収されたから仕方がないのだけど、ほぼほぼ角川ゲームスの人が名を連ねてますね。だけど、宮崎さんと竹内さんはフロムの看板的な人たち。
宮崎さんは、ご存じ「ダークソウル」「ブラッドボーン」の生みの親だし。

ゲーム制作未経験から世界的ヒット作「ダークソウル」を生んだ宮崎英高氏にインタビュー

竹内さんは、フロムソフトウェアの古参社員。

竹内将典が開発に携わったゲームソフト

フロムのDNAを持つ2人だと思うので、今後にも期待したいと思います。しかしながら、職場環境としては、あまりよろしくないようで。

ブラック企業就職偏差値ランキング

フロムソフトウェア…中小のゲーム制作会社の中でも特にブラック。泊まり込み当たり前、薄給料当たり前、昇給?なにそれ?の世界。

採用情報

質問:住宅手当・通勤手当はありますか?
回答:給与はあくまでも本人の技術力・会社への貢献度の評価額としたいと考えている為、 住宅・通勤手当の別途支給は行っておりません。

業界の端っこに身を置く私ですが、フロムの噂は「激務で薄給で家に帰れない」「自殺者が出てる」「過労死の人がいる」などなど、都市伝説じみたものから、意外と本当の話まで、何かと耳にします。

そもそも、徹夜・連泊に文句を言うような若者は、この業界に向いていないような気もするものの、いくらブラボンが好きだからって、労働環境としては大変なのかもしれませんね。