護衛艦「いずも」に乗船してきたので「赤城」とか「大和」とかと比較してみた
こいつはまさにリアル艦隊これくしょん。
去る2015年4月11日、海上自衛隊横須賀地方総監部において、護衛艦「いずも」の艦艇見学が行われました。
*すでに申し込みは終了しています。
ちなみに、護衛艦「いずも」とは何かというと。
いずも型護衛艦(いずもがたごえいかん、英語: Izumo-class helicopter destroyer)は、海上自衛隊が取得を進めているヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の艦級である。
2012年から建造が行われ、2015年に就役したばかりという新鋭艦。9,000人を対象に、この「いずも」の特別公開が開催されたのですが、なんと40,000人に申し込みがあったのだそう。幸運にも当選したので、横須賀までいってきたのです。
というわけで、護衛艦「いずも」と世界の艦船を比較してみたよ。まずは、本日の主役である護衛艦「いずも」から。
いずも
排水量(満載) 27,000トン
全長 248.0m
全幅 38.0m
吃水 7.3m
速力 30ノット
乗員 約970名(便乗者等含む)
いずもの形が何かしら空母を連想させるので、大日本帝国海軍の航空母艦「赤城」を見てみるよ。太平洋戦争初期の重要な海戦において、機動部隊の旗艦として活躍したが、1942年6月、ミッドウェー海戦で沈没しました。
赤城
排水量(満載) -
全長 260.67m
全幅 31.32m
吃水 -
速力 最大30.2ノット
乗員 1,630名
全長は赤城のほうが大きいものの、全幅はいずもの方が大きい。赤城の基準排水量は36,500トンなので、さすがに赤城のほうが大きいね。次は日本帝国海軍が世界に誇る戦艦、いわずと知れた大和。
大和
排水量(満載) 72,809トン
全長 263.0m
全幅 38.9m
吃水 10.4m
速力 最大27.46ノット
乗員 3,332名(最終時)
さすがに、大和、でかい。排水量半端ない。いずもの3倍、次に紹介するエンタープライズの2倍。ちなみに、戦艦としては、排水量と搭載主砲口径、いずれも現在も世界最大なのだそうです。
大日本帝国海軍のあとは、ライバルだったアメリカ海軍の艦艇と比べてみる。第二次世界大戦で戦ったエンタープライズと、世界最大といわれる戦後を象徴する原子力空母ニミッツ。
エンタープライズ(CV-6)
排水量(満載) 32,060トン
全長 252m
全幅 35m
吃水 8.5m
速力 最大32.5ノット
乗員 2,919名
*いずれも1943年次のスペック
ニミッツ(CVN-68)
排水量(満載) 100,020トン
全長 333 m
全幅 76.8 m
吃水 11.3 m
速力 30ノット以上
乗員 5,680名
ニミッツ、でか!全幅が大和の2倍もあるという。艦載機は90機だそう。レシプロだけど、赤城は91機(補用25機)、エンタープライズは96機(予備機含む)。最後は、地球圏から離れて、一年戦争で活躍した、あの機体を紹介。
ホワイトベース
排水量(満載) 32,000トン(重量)
全長 262m
全幅 202.5m
吃水 -
速力 最高速度=マッハ12 (大気圏内)
乗員 500名
全長はたいしたことないけど、以上に全幅があるのはモビルスーツがかさむせいなのでしょうか。
今日の記事で使った諸元の意味は。
・満載排水量
排水量とは、艦艇の重さを示す数値。満載排水量とは、乗組員・弾薬・燃料・水など、計画上搭載できるもの全てを搭載した状態での排水量。近年多くの海軍ではこれを公式の諸元として使用している。
・吃水
喫水または吃水(きっすい)とは、船舶が水上にある際に船体が沈む深さ、すなわち船体の一番下から水面までの垂直距離のことである。
・ノット
ノット(knot, 記号 kn,kt)は速さの単位である。1時間に1海里進む速さを示す。漢字では"節"という表記が用いられる。
1ノットは、約0.514 m/s なので、概数として、1ノットの2倍が 1 m/s であるとして、簡便に換算することが多い。さらに、1ノットを1.9 km/h、1海里を 1.9kmとして簡便に換算されることもある。
ちなみに、30ノット=約57km。
いずもの写真をたくさん撮ってきたので、写真をまとめてアップします。リアル艦これな世界をお楽しみくださいませ。
あまりゲームと関係なかった。