「ロード オブ ヴァーミリオン アリーナ」(LoVA)は「League of Legends」(LoL)とは、まったく別のゲームだったのでテストプレイしてみた
テストプレイレポートと言いながら、ニコニコ超会議で時間が取れず。
とほほ……。
というわけで、「ロード オブ ヴァーミリオン アリーナ」(以下、LoVA)、あまりプレイできなかったけどテストプレイレポートするよ。
LoVA。同じMOBA(マルチプレイ・オンライン・バトル・アリーナ)といっても「League of Legends」(以下、LoL)とは、まったく別のゲームでした。
とにかく展開が早い。試合時間を15分で縛っているためか、序盤から試合が動きまくる。さらに最大7on7という多人数バトルのため、余計に試合の展開が早くなる。
LoLだと、レーニングの時間があって、試合の序盤はミニオンを倒して経験値やお金を稼ぐのだけど、そんな暇もなく試合は動いていく。試合開始直後から敵と殴り合ってるイメージ。
しかし、レーニングがなく、7VS7での多人数バトル、そして試合時間が15分となると、結果、どうしても「ぶっぱゲー」となってしまう。敵がガンガン突っ込んでくるので、必然的に殴り合い、じゃあスキル使っちまえ!とぶっぱしたくなる。
しかし、これは作り手も狙ってのことのようで。
絶対に“Pay-to-Win”にはしません――「LORD of VERMILION ARENA」のαテスト直後にゲームの方向性からサービス形態まで開発陣に詳しく聞いてみた
・コンセプト
企画立ち上げ時に,既存MOBAとの差別化と国内サービスを意識したコンセプトを考えました。それが「プレイ時間短縮化」と「デッキビルディング」要素の導入です。
・プレイ時間
まずは,プレイ時間を最大15分まで縮めて,気軽に楽しめるルールを整備しました。
・7VS7の導入理由
気軽にゲームを楽しむためには,1人あたりの責任を減らす必要があります。それを実現するためには,多少でも人数を増やすルールが必要だと考えました。
・レーニング
そもそもLoVAでは,レーニングの時間を短縮することで,ゲーム全体の対戦時間を短くしています。そして,事前にデッキを構築すること自体が,レーニングに代わる要素になると考えています。
なるほどね。視点をTPS(サード・パーソン・シューティング)にしたことといい、完全に日本向けのMOVAとして、システムを作っているわけね。
LoLのプレイ時間の短縮化し、デッキビルディングの要素を加え、明確な役割分担を曖昧にすることで、これだけ違うゲームになるとは。
自分みたいなへっぽこプロデューサーだと、ベンチマークとしているゲームから、なるべく離れないようにしてしまうのだけど、思い切れば、これだけ違うゲーム性が出せる。
ネットを見ていると、ゲーム性には賛否両論あるみたいだけど、正直、自分としては勉強になりました。
もうひとつ反面教師として勉強になったこともあって、こちらはまさにカオス。
「LoV ARENA」使い魔デザインコンテストが開催。賞品は液晶ペンタブなど
こんなタイミングでイラコンをやるから悪いんだ、という意見もあるものの、CBTでイラコンをやって、人気キャラのモデルを起こしてOBTや正式サービス時に実装、というのは、正攻法のイベントだと思う。CBTは熱量の高いユーザーが集まる時期だしね。
ただ、不安に思ったのが、投稿リストを見ていると、LoVAへの熱量の高いユーザーが、意外と少ないのではないか、ということ。LoVAのコアユーザーがいて、イラストを投稿して、それを自治厨が管理して、みたいな流れになっていないみたい。
イベントの締切はまだ先なので、いまはまだ早いのかも知れないけれど、イラコンが盛り上がることを祈りつつ、LoVAのOBTを首を長くしてまとうと思うのでした。